名古屋市営地下鉄東山線栄駅拡張か&土曜日も終電延長へ&1日乗車券24時間に
名古屋市営地下鉄について、いくつかの話題をまとめて書きます。
東山線栄駅は1日の乗降客数が約15万人。最初につくった路線で、しかも名城線との乗り換え階段があるためホームが狭く、朝夕は特に混雑します。そのため、栄駅のホーム拡張等の検討を行うようですが(2日の名古屋市議会本会議で明らかになりました)、駅の周りに地下街があり、簡単には拡張できないようです。
同じく東山線についてですが、2014年7月から金曜日と祝日前日は終電を45分繰り下げています。東西方向ともに、最終の発車時刻は栄1:01です。これを拡大する動きがあるようです。5日の名古屋市議会本会議で明らかになったのですが、名古屋市は外国人観光客による消費額を増やすのを目的として、東山線の終電延長を土曜日にも拡大することを考えています。ちなみに、終電の延長によって、人件費などで年間700万円の赤字が生じているとのことです。
最後に地下鉄全体の話。1日乗車券はたいてい、始発から終電までの間が有効となります。夕方近くに使い始めても、終電までしか使えません。そこで以前にも取り上げた1日乗車券の24時間化ですが、2018年度に機械の改修を行い(かなり大規模なものになるようです)、2019年度から実施します。なお、「バス・地下鉄全線1日乗車券」や「ドニチエコきっぷ」のように、バスも使えるものは従来通りで、24時間化の対象にはなりません。なお、すでに1日乗車券の24時間化を行っている事業者の中には、東京メトロがあります。2016年3月に24時間化を実施しましたが、東京メトロによれば、2016年度の1日乗車券の売上は2015年度に比べて36.7%増えました。ただ、この比較は2015年度と2016年度の1日乗車券の売上枚数を単純比較したもので、厳密な比較というわけではありません。
(参考:東海テレビNEWS http://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=48946&date=20180302、CBC NEWS http://hicbc.com/news/detail.asp?id=00046248、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79745、名古屋市交通局ホームページ https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/TICKET/TRP0003667.htm)
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