「スーパー北斗」の車内販売は3往復のみ
沿線の地方自治体等が臨時的に行うものを除けば、車内販売のあるJR北海道の列車は、函館線の「スーパー北斗」のうちの半数ほど、7往復だけです。しかも、6月1日からさらに縮小されます。客室乗務員が集まらず、車内販売の収支も悪いので(今回の縮小で数千万円程度の経費削減ができます)、縮小されるのです。
現在、車内販売を行っている7往復のうち、6月1日からも車内販売を継続するのは3往復。下り(札幌行き)は「スーパー北斗13号」から「スーパー北斗17号」までの3本、上り(函館行き)は「スーパー北斗6号」から「スーパー北斗10号」までの3本です。「スーパー北斗19号」と「スーパー北斗4号」の1往復は、車内販売を取りやめます。
それでは、残りの3往復(下りは「スーパー北斗7号」から「スーパー北斗11号」までの3本、上りは「スーパー北斗12号」から「スーパー北斗16号」までの3本)はどうなるのでしょうか? この3往復については、短区間での簡易車内販売を行います。下りは函館から森まで、上りは札幌から苫小牧までの短い区間で、車内を回ることはせず、待受販売を行うのです。販売箇所は261系は1号車、281系は3号車の販売コーナーです。販売品目も、ソフトドリンクやお菓子など、簡単なものになるようです。弁当は販売しないのです。
(追記)
6月から一部の列車で始めた待受販売ですが、1日1列車当たりの利用は約4人、金額ベースで900円台と低迷しています。そこでJR北海道は、「スーパー北斗」の待受販売を2019年1月14日で終了させることにしました。取り扱い品目が少なく、乗客はあらかじめ駅などで必要なものを購入していたようです。
なお、車内販売は廃止することなく、継続します。
(参考:JR北海道ホームぺージ https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180322-1.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20181203_KO_Syanaihannbaisyuryo.pdf、北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/174765)
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