3月17日ダイヤ改正における、小田急多摩線の変更事項
小田急は3月17日にダイヤ改正を行いますが、今回はそのうち、多摩線について取り上げていきます。実は1月23日に、小田急のホームページに、「新ダイヤに伴う、多摩線の運転について」というタイトルで、多摩線の改正内容に特化した資料がアップされていたのです。
まず、新宿から多摩線に直通する快速急行、通勤急行、急行の運転が開始され、平日、休日ともに1日88本運転されます。朝から晩まで設定があり、平日朝の7時台(小田急多摩センター基準)は6本、日中も1時間に3本走ります。多摩線から急行に乗って新百合ヶ丘で快速急行に乗り換えると、さらに早く新宿に着きます。
平日朝には新宿行きの急行と快速急行が13本新設されます。複々線化によって速くなり、朝ラッシュピーク時で見ると、小田急多摩センターから新宿まで40分、最大14分の短縮です。これらの列車の中には、途中駅の小田急多摩センター始発のものが6本あります。座席数にすると約3000席です。唐木田に行かなくても、始発列車に座っていくことができるのです。
平日の夕方以降も改善がなされます。18時から23時の間、新宿発唐木田行きの快速急行を30分間隔で11本運転します。新宿を18時以降に出る町田方面の快速急行、急行のうち25本は、新百合ヶ丘の同一ホームで、多摩線各駅停車に乗り換えることができます。特急の「ホームウェイ号」、「メトロホームウェイ号」も新百合ヶ丘に停まるのが4本増え11本になり、同一ホームで多摩線各駅停車に乗り換えることができます。
このほか、始発が30分ほど繰り上がり、唐木田4:43発となります。新宿への到着時間は30分繰り上がり、5:25です(新百合ヶ丘乗り換え)。最終も現行から33分繰り下がり、新宿0:38発唐木田1:20着です(新百合ヶ丘乗り換え)。切符に関しても、新宿にも東京メトロにも行きやすいよう、「二区間定期券」などの設定があります。決してメインの存在とは言えない多摩線がクローズアップされているのは、複々線化によって、ライバルの京王から利用者を奪いたいということなのでしょうか?
(参考:小田急ホームぺージ https://www.odakyu.jp/support/o5oaa10000016q1v-att/20180123145349ac137f35.pdf)
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