JR西日本等、「せとうち島たびクルーズ」を運航へ
JR西日本はせとうちエリアの観光振興のため、船旅も用意しています。2016年度には「尾道水道グルメクルーズ」というものを運航し、それなりの利用もありましたが、それを見直し、瀬戸内海汽船と共同でこの春(3月1日から6月2日の間のうち、28日間。平日も休日も含まれています)、いくつかの島をめぐる「せとうち島たびクルーズ」というものを運航します。初日の3月1日には53人が参加しました。
ルートは2つ。広島や呉から竹原に向かう東向き航路と、生口島の瀬戸田から呉・広島に向かう西向き航路があります。午前の東向き航路は、広島(宇品港)を8:10に、広島(プリンスホテル前)を8:20に、呉を8:50に出て、音戸の瀬戸(船上から)、安芸灘大橋(船上から)、大崎下島・御手洗(史跡や古い家並みが多く残ります。約60分の立ち寄り)、契島沖(船上から)、大久野島(毒ガスとうさぎの島として有名です。約50分の立ち寄り)を経て、竹原に13:10に着きます。午後の西向き航路は、瀬戸田を13:50に出て、大久野島(約45分の立ち寄り)、契島沖(船上から)、大崎下島・御手洗(約60分の立ち寄り)、安芸灘大橋(船上から)、音戸の瀬戸(船上から)を経て、呉に17:40、広島(プリンスホテル前)に18:10、広島(宇品港)に18:20に着きます。使用する船は高速船の「はやしお」で、トイレもついていて、定員は97人です(ただし、今回のクルーズで募集する定員は88人です)。船には専任ガイドも同乗し、ビューポイントや歴史を紹介します。レモンや蛸など、特産品を使った商品のワゴン販売も行います。また、東向き航路利用者は、オプションで、全てのメニューに地元食材を使った、特別ランチメニューを提供します。下船地の竹原の竹原港桟橋すぐ近くにある、「たけはら海の駅」3階にある「竹原ブルーハーバー」にて食べることができます。前菜からデザートまである、コース料理です。
ただ、この「せとうち島たびクルーズ」(竹原での特別ランチメニューを含みます)、単独での購入はできません。団体ツアー専用商品として旅行会社で販売するものです。公共交通では行きにくいところだけに、今後、単独での購入ができるようになるのを期待したいところです。
(参考:JR西日本ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11801.html、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/180305/wst1803050022-n1.html)
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