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リニア中央新幹線の大深度地下は50キロ

 品川-名古屋間286キロを建設中のリニア中央新幹線ですが、首都圏と中部圏で、通常利用されない空間である大深度地下を使用します。大深度地下とは、地下室の建設のための利用が通常行われない深さ(地下40メートル以下)、建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さ(支持地盤上面から10メートル以上深い)に該当するところです。それでは、実際にどの区間を大深度地下として利用するのでしょうか?

 JR東海が国交相に3月20日付で認可申請した内容によれば(大深度地下の利用ができるのは、公共の利用に供するものに限られます。しかし、大深度地下は通常利用しないため、用地買収の必要がありません。大深度地下の使用の認可を受けたいときは、法令の規定により使用許可申請書を提出しなければなりません)、首都圏が東京都品川区北品川三丁目から町田市小山町までの33.3キロ(地下41メートルから地下121メートルの範囲)、中部圏が春日井市坂下町四丁目から名古屋市中区丸の内一丁目までの17.0キロ(地下43メートルから地下113メートルの範囲)を大深度地下として使用します。合計して約50キロです(当初の計画は55キロでしたが、若干短くなりました)。品川駅は大深度地下の範囲ですが、橋本駅(?)や名古屋駅は大深度地下の範囲ではありません。

 大深度地下の使用を求めるのは、鉄道では初めてです。認可申請を受けた国交相は、書類を審査し、半年をめどに認めるかどうか決定をします。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000036710.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180321/ddq/041/020/016000c、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2018/03/20/307464.html)

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