« 戦前にあった、今治をショートカットする鉄道構想 | Main | 真岡鐵道のSL、今後の運行を検討か? »

「ろくもん」と「雪月花」相互乗り入れ、「雪月花」は筒石に停車

 しなの鉄道の観光列車「ろくもん」と、えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」。日ごろはそれぞれ長野と新潟を走るだけですが、4月に「ろくもん」はえちごトキめき鉄道に、「雪月花」はしなの鉄道に乗り入れることになりました。上田城と高田城の桜の見ごろに合わせて走ります。

 「ろくもん」は4月7日にえちごトキめき鉄道まで乗り入れます。「高田城コース」が上田10:32発高田13:20着、「上田城コース」が高田13:56発上田16:40着のダイヤ(予定)で走ります。長野など主要駅にも停まる予定です。食事も用意されています。シニアソムリエ成澤篤人氏が厳選した5種類のNAGANOワインを解説を聞きながら地元名店の料理(「高田城コース」が沢屋ごとう、アトリエ・ド・フロマージュの洋食コース特別メニュー、「上田城コース」が小布施鈴花の和食懐石特別メニュー)とともに楽しむ「NAGANOワイン」プラン(大人、子供とも21800円、募集人員48人)と、オステリア ガットの特製弁当がつく「オリジナルグッズ」プラン(大人、子供とも12800円、募集人員24人)です。2月22日から予約を受け付けていますが、3月3日現在、一部を除いて満席です。

 「雪月花」は4月13日にしなの鉄道まで乗り入れます。「午前便」が直江津9:50発上田12:51着(高田、上越妙高からも乗車可)、「午後便」が上田13:41発高田16:23着(上越妙高で下車可)のダイヤ(予定)で走ります。食事は通常と同じく「午前便」は飯塚隆太氏監修のフレンチ、「午後便」は割烹鶴来家の和食を提供します。岩の原葡萄園の数種類のワインも飲めます。料金は大人、子供ともに21800円、募集人員は各便とも37人です。こちらも2月22日から予約を受け付けていましたが、予約開始初日に満席になりました。

 さて、話は変わりますが、「雪月花」のダイヤは3月17日に変わります。ここで注目すべきポイントは、「午後便」(糸魚川13:57発、上越妙高16:47着)が筒石に停まるようになること(14:16着、14:25発。なお、「午前便」は通過します)。筒石はみなさんも御存じの通り、1969年にルート変更により、トンネルの中の駅になりました(1912年に開業した当時は、海岸沿いに駅がありました)。複線のトンネルの中に駅がある、地下鉄を除けば非常に珍しい構造です。地上に出るには約300段もの長い階段を上る必要があります。ここ筒石に停車してもらいたいという要望はかなりあり、それに応えることになりました。停車時間は9分なので地上に出て、再び「雪月花」に乗ることは難しいですが、変わった駅の見学ならできます。
(参考:しなの鉄道ホームぺージ http://www.shinanorailway.co.jp/news/20180219_rokumon_press1.pdf、http://www.shinanorailway.co.jp/rokumon/common/pdf/e33085cc9bf27b498527f5e088752fe2f7456087.pdf、えちごトキめき鉄道ホームぺージ http://setsugekka.blog-niigata.net/news/2018/02/new-e6fd.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79552)

| |

« 戦前にあった、今治をショートカットする鉄道構想 | Main | 真岡鐵道のSL、今後の運行を検討か? »

鉄道」カテゴリの記事

関東・甲信越私鉄」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「ろくもん」と「雪月花」相互乗り入れ、「雪月花」は筒石に停車:

« 戦前にあった、今治をショートカットする鉄道構想 | Main | 真岡鐵道のSL、今後の運行を検討か? »