西鉄バス、人手不足で「100円循環バス」等見直し
バス業界では、長時間労働による離職や、採用難など慢性的な乗務員不足が深刻な課題となっています。
西鉄も例外ではありません。乗務員を確保するため、高校新卒者の採用、地方での現地説明会の実施、広報活動、雇用・給与体系の見直し等を行ってきましたが、うまくいかなかったようで、3月17日にダイヤ改正を行います。
見直しのメニューは、「100円循環バス」の見直しと、最終バス11便の運行時刻繰り上げ。「100円循環バス」は福岡の都心部を走るため、多くのバス路線と重複しています。そこで「100円循環バス」の運行ルートを利用者が特に多い区間に絞ることで、少ない乗務員で路線を維持します。なお、福岡都心100円のエリアには変更ありません。
また、働き方改革の一環として福岡都市圏を運行する最終バス11便の運行時刻を繰り上げます。バス乗務員の長時間労働、深夜労働を是正するためです。例えば、西鉄天神高速BTから新飯塚駅行きまでの最終バスは49分繰り上げられ、現行の0:34発が23:45発となります。
西鉄のバス見直しは、福岡都市圏を走るバスだけではありません。北九州と大分を結ぶ「ゆのくに号」について、4月1日にダイヤ改正を行います。
「ゆのくに号」のダイヤ改正では、(1)北九州側に停車するバス停を追加 (2)行橋今川を上下ともに、乗降可能なバス停にする (3)値下げ (4)予約制の廃止 を行います。なお、現状では「ゆのくに号」は1日9往復していますが、4往復だけになり(ノンストップは廃止)、西鉄バス北九州の単独運行となります。
(参考:西鉄ホームぺージ http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/17_229.pdf、http://demo.nishitetsu.co.jp/release/2017/17_233.pdf)
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