熊本電鉄、東京メトロから中古車両を購入か?
東京メトロ銀座線で活躍した車両が走っている熊本電鉄ですが、さらに東京メトロから車両を購入する計画があるようです。
東京メトロから購入するのは、日比谷線で走っていた18メート車両6両(3編成)。熊本電鉄は18メートル車両などの中型6両(元南海、元東京メトロ)と20メートル車両10両(元都営地下鉄)を保有しています。今回購入する18メートル車両は比較的新しいものなので、購入することを考えているようです。2両セットで1.8億円しますが、熊本県や沿線自治体の熊本市、合志市から補助金をもらうようです。また、東京メトロから6両を購入した後も、ほかの会社から新たな中古車両を購入する話があるようです。
熊本電鉄が18メートル車両を好むのは、多少小ぶりなため軽く(20メートル車両が39トンするところ、18メートル車両なら32トンで済みます)、軽い分だけ線路の劣化を抑え、消費電力の節約ができます。また、熊本電鉄の利用者は2003年度に比べて沿線人口の増加などで約1.6倍に増えましたが、それでも大手私鉄(小田急)の1日分ぐらいしかありません。将来は人口が減り、利用者も減るでしょうから、それに備えて18メートル車両を更新しておくのです。ホームドア導入の絡みで18メートル車両から20メートル車両に切り替えるところもあるため、18メートル車両自体が減ります。18メートル車両が完全になくなることはないでしょうが、いい中古車両があれば早目に動かないといけないことには変わりありません。
さて話は変わりますが、終点の御代志駅の場所が変わるようです。合志市は御代志地区で土地区画整理事業を行う予定で、御代志駅の位置は今の駅から200メートルほど南になります。土地が手に入りやすく、並行して走る国道から若干離れているため、バスが転回することができるからです。今の3倍以上の広さとなる駅前広場の周辺では民間の商業施設や集合住宅を誘致することも考えているようです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00e/040/230000c、西日本新聞ホームぺージ https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/386502/、熊本日日新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/346820351902434401?c=39546741839462401、熊本電鉄ホームページ https://www.kumamotodentetsu.co.jp/news/200形引退に伴う各イベントについて.pdf)
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