びわ湖疏水船、67年ぶりに本格運航
都が東京に移り、衰退した京都。その明治時代の京都に、市の年間予算の十数倍をかけてつくられた、琵琶湖疏水。琵琶湖の水を京都に通す、運河です。琵琶湖疏水は電気をつくり、物流にも役立ちました。しかし、交通網の発達により、1951年に舟運としての利用をやめました。その後、琵琶湖疏水での舟運復活を求める声はたびたび出されましたが、実現しませんでした。
ところが、2013年12月に京都市長と大津市長が舟下りを行ったことをきっかけに、琵琶湖疏水通船の復活を求める声が再び出ました。復活にはいろいろ課題がありましたが、ひとつひとつ解決していき、2015年に試行を行い、64年ぶりに復活させることができました。その後も試行を続け、ついにこの2018年3月29日、本格的な運航をすることができるようになりました。
2018年の運航は春季(3~5月)と秋季(10、11月)に行われます。期間中は原則として火曜、水曜以外のほぼ毎日運航します。春休み、ゴールデンウィーク、紅葉シーズンは毎日運航します。乗船料金(大津-蹴上間)は平日でも4000円、春休み、ゴールデンウィーク、紅葉シーズンだと8000円もしますが、現在、予約することができる春季を見る限り、連日、満席あるいは空席わずかとなっています。
(参考:びわ湖疏水船ホームぺージ http://www.biwako-sosui.jp/)
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