和歌山電鐵でも荷物を運ぶ
全国的に鉄道やバスを使って宅配便を送る取り組みが行われていますが、和歌山電鐵でも2月16日から行っています。
和歌山電鐵でヤマト運輸の宅配便の輸送を行うのは、田中口-神前間。祝日を含めて火曜日から土曜日に行います(日曜日と月曜日は休み)。田中口近くにあるヤマト運輸の宅急便センターで荷物を集配コンテナに積み込み、田中口からヤマト運輸の社員と一緒に電車に乗ります(平日は田中口7:15発、休日は田中口7:29発)。神前で降り、集配コンテナをリヤカー付き電動自転車で配達します。鉄道の定期列車が宅配便の最後の輸送を担うのは全国初の事例です。神前地区は住宅が密集していて道路が狭く、渋滞しがちです。そのため、これまでのトラックによる配達では11時以降しかできませんでした。ところが、鉄道を使うことによって8時からと3時間繰り上がり、朝の在宅時に荷物を配ることができます。問題となっている再配達も減ります。
宅配便を積み込む列車は朝のラッシュとは逆方向。しかも、途中の伊太祈曽止まりなので、観光客ともバッティングしません。和歌山-神前間で使用する荷物のスペースは、平日と休日で異なります。車掌がいる平日は車両の前方を使い、車掌がいない休日は後ろを使います。
(参考:和歌山電鐵ホームぺージ http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/02/4fa5ebfcbbf287480388f15b79f304ed.pdf、ヤマト運輸ホームぺージ http://www.yamato-hd.co.jp/news/h29/h29_122_01news.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20180205/k00/00e/020/146000c、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2018/02/06/305736.html、わかやま新報ホームぺージ http://www.wakayamashimpo.co.jp/2018/02/20180216_77052.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 南海電鉄、鉄道事業を分社化(2024.10.31)
「関西私鉄」カテゴリの記事
- 丹後の海に遊ぶ(0)(2024.10.27)
- 丹後の海に遊ぶ(3)(2024.10.30)
Comments