路面電車が国境をまたぐ
日本で路面電車と言えば、ひとつの都市だけで完結するものが多く、隣りの市に行くのは少数派です。しかし陸続きのヨーロッパには、国境を越えるものもあります。
みなさんも御存じの、路面電車で名高いフランスの街、ストラスブール。ドイツとの国境に面した街なのですが、ここの路面電車がライン川を渡って、ドイツのケールに乗り入れました。2017年4月のことです。延長は3.9キロ(そのうちドイツ部分は1.7キロ)、約115億円の建設費をかけました。ドイツ部分にかかった建設費は約55億円ですが、そのうちの約25億円はドイツ連邦政府が出しています。
鉄道で国境を越えることすら、なかなかできないことですが、それを路面電車でするとは、島国に住んでいる私たちには想像もできないことです。
(参考:「鉄道ジャーナル」2017年5月号 鉄道ジャーナル社、「鉄道ジャーナル」2017年9月号 鉄道ジャーナル社)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「海外」カテゴリの記事
- パンタグラフ付きの蒸気機関車、原子力で動く蒸気機関車(2025.09.11)
- 中国の食堂車でバイキング(2025.09.15)
- イギリス王室のお召し列車専用車両、2027年に廃止(2025.07.20)
- ドイツの旧型車両が他国へ(2024.08.19)
- 台湾に寝台列車(2024.01.28)
「路面電車」カテゴリの記事
- 船で万博へ&新しい広電に乗る(3)(2025.10.17)
- 船で万博へ&新しい広電に乗る(0)(2025.10.14)
- 新金貨物線沿いにBRT(2025.10.18)
- 九州ほぼ一周の旅(4)(2025.09.26)


Comments