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バスでアイヌ語の車内放送

 北海道はかつて、アイヌの土地。言葉もアイヌ語が話されていました。

 当然ながら今は日本語が話されていますが、アイヌ民族やアイヌ文化に対する理解を深めてもらうため、道南バスは、平取町(アイヌ文化の伝承活動が盛んです)、内閣官房アイヌ総合政策室北海道分室などの協力を得て、4月1日から一部路線でアイヌ語による車内放送を始めました。

 アイヌ語での放送を行うのは、札幌-日高ターミナル間の「高速ひだか号」、苫小牧-日高ターミナル間の「特急ひだか号」、富川高校前-日高ターミナル間の日高富川高校線です。平取町内の区間でのみ放送します。日本語、アイヌ語の順番で放送します。この春まで高校生で、平取町に住んでいたアイヌの女子大生(アイヌ語弁論大会優勝の経験があります)がアナウンスを担当しました。実はアイヌ語にも方言があり、地元の平取町沙流川地区の方言で、バス停52か所と乗車ルールなど17のアナウンスを行います。なお、車内放送の言葉の中にはアイヌ語にはないものもあり、似た意味の言葉を使っているようです。

 アイヌ語の車内放送は1年間、行います。車内にはアナウンスの解説や各バス停のアイヌ語名、地名の由来を載せたリーフレットを置き、アイヌ語を知るきっかけにします。
(参考:朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/CMTW1804020100011.html、苫小牧民報ホームぺージ https://www.tomamin.co.jp/news/main/13275/)

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