四日市あすなろう鉄道に「シースルー車両」、サイクルトレイン、学生向けお得な回数券
四日市あすなろう鉄道は新しい車両を投入し、古いのをリニューアルしていますが、その中の1両を、床に窓を設け、下の線路を見ることができる、「シースルー車両」にします。
「シースルー車両」は四日市市都市計画課の職員4人が提案しました。昭和50年代につくられた車両をリニューアルするときに、床に穴を開け、約60センチ四方の強化ガラスを入れます。かかる費用は800万円ほどで、2019年3月にデビューする予定です。このように車両の床が透明な「シースルー車両」は千葉都市モノレールなどですでに走っていますが、線路を見せる目的で導入するのは、ここ四日市あすなろう鉄道が初めてのようです。四日市あすなろう鉄道はナローゲージのため、枕木だけでなく、レールや車輪も見ることができるようです。このほか、四日市市都市計画課の職員が提案したのは、「イルミネーション列車」(車内にLED電球を取り付けて走る)、「ギャラリー列車」(子供が描いた絵を飾る)、レールと台車のモニュメントを日永駅構内に設置することの3つです。これらも2018年度に実現するようです。
話は変わりまして、四日市あすなろう鉄道は3月25日から、あすなろう四日市-西日野間で、サイクルトレインの運行を始めました。あすなろう四日市駅と西日野駅の2駅だけが対象で、10~15時の列車に乗車できます(混雑が予想されるときは利用できないこともあります)。自転車は一番後ろの車両に載せ(1列車当たり6台まで)、自分の手で自転車が倒れないように支えます。自転車の積み込み料金は特にありません。運賃だけ払えばよいのです。
また、四日市あすなろう鉄道は学生に利用してもらおうと、期間限定で格安の「お試し通学回数乗車券」を発売します。200円区間なら7枚綴りで800円、260円区間なら7枚綴りで1000円と4回使えば、元が取れてしまいます。通学だけでなく、使用目的は問いません。通塾にも使えます。発売期間は4月1日から30日までの間で、発売日から1か月間有効です。あすなろう四日市駅もしくは内部駅の窓口で買うことができるのですが、購入の際には生徒手帳や学生証等の提示が必要です。また、回数券は記名式で、他人は利用できません。
(追記)
「シースルー車両」は2019年1月28日から運行を開始します。
(参考:産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/180320/rgn1803200012-n1.html、中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180310/CK2018031002000017.html、http://www.chunichi.co.jp/article/feature/railnews/list/CK2018031002000218.html、四日市あすなろう鉄道ホームぺージ http://yar.co.jp/imgdata/201803261440033.pdf、http://yar.co.jp/imgdata/201803261322543.pdf、http://yar.co.jp/info/detail.php?id=175)
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