豪雨災害の日田彦山線、国のお金を使って復旧させる?
2017年7月の福岡・大分豪雨で大きな被害を受け、一部区間が運休したままの日田彦山線。その日田彦山線の復旧について検討する会議が4日、開かれています。この会議に出席したのは、小川福岡県知事、広瀬大分県知事、原田日田市長、青柳JR九州社長など7人です。
どう考えてもバスで十分な需要しかない日田彦山線ですが、バスではなく鉄道で復旧させる方針のようです。しかも、地元はお金を出す気がないようです。事業者が黒字でも復旧事業費を補助することのできる改正鉄道軌道整備法が成立することを前提に国のお金を引き出し、70億円と言われる復旧費用をケチるため、復旧内容のレベルを下げます。
久大線ぐらい需要があれば鉄道の価値はあるでしょうが、日田彦山線にそのような価値があるとは到底思えません。利用者は分割民営化当時の3割以下にまで減り、代行バスも朝のラッシュ時を除くと、1桁の利用者しかいません。未来のない路線にお金を使う理由はないのです。どうしても鉄道を残したければ、国やJR九州に負担を求めるのではなく、100%自分たちのお金でやらないといけないでしょう。運営も第三セクターなどで、自分たちの責任で行うのです。4日の議論では、地元のやる気のなさしか感じられません。
(参考:大分合同新聞ホームぺージ https://oita-press.co.jp/1010000000/2018/04/05/JD0056786375、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80160)
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