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呉と宮島の間は船でも行くことができる

 と組み合わせた旅を勧めている、JR西日本。4月1日利用開始分から、新たなきっぷを発売しています。

 それは「広島湾クルーズきっぷ」。海軍で栄えた呉と世界遺産のある宮島との間を、鉄道と船で行くことのできるフリーきっぷです。JRの呉-宮島口間が自由に乗降でき、JR西日本宮島フェリー(宮島口桟橋-宮島港)、瀬戸内海汽船(「宮島・呉ブルーライン」、呉港-宮島港、4月から11月までの8月25日を除く休日のみ運行)または、瀬戸内シーライン(高速船、広島港-宮島港)、瀬戸内海汽船・石崎汽船(フェリー、呉港-広島港)がセットになっています(ただし航路の利用は片道1回限りで、呉-宮島間の航路は「宮島・呉ブルーライン」または広島港-宮島港間の高速船と呉港-広島港間のフェリーの組み合わせのどちらかになります。広島港またはグランドプリンスホテル広島桟橋で途中下船することもできます)。発売期間は3月17日から11月29日まで、設定期間は4月1日から11月30日まで、2日間有効で2500円です。出発地周辺の主な駅の「みどりの窓口」で発売しています。広島を鉄道ではなく、海から眺めるのも面白そうです。

 話は変わりまして、JR西日本グループのJR西日本イノベーションズは、株式会社瀬戸内チャーター(本社広島市、2018年3月設立)に出資しました。この株式会社瀬戸内チャーターは、サイクルシップ導入のために設立された船舶保有会社で、サイクルシップを新造し、しまなみエリアで複数の旅客航路を運航する株式会社瀬戸内クルージングに貸し出し、株式会社瀬戸内クルージングが運航するのです。

 新造されたサイクルシップは、旅客定員75人、自転車積載台数約50台(自転車は解体せずに積み込むことができます)。自転車積載スペースは展望デッキになり、花火大会の時などにはベンチを置くこともできます。国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2018」開催当日である10月28日、デビューします。貸切チャーター船のほか、尾道-瀬戸田航路(定期航路)に使います。国交省によればサイクルシップが定期航路を走るのは中国地方では初めてで(全国でも4番目)、尾道-瀬戸田航路は準備出来次第、就航します(2019年1月予定)。現在、尾道-瀬戸田航路は1日8往復していますが、大半がサイクルシップになるようです。瀬戸田のある生口島を経由して、尾道と今治を結ぶしまなみ海道はサイクリストに人気で、この船の就航により、尾道駅の利用促進や地域活性化につなげたいとしています。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/03/page_12035.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/04/page_12236.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20180406-OYO1T50001.html、中国新聞ホームぺージ http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=423479&comment_sub_id=0&category_id=256)

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