京阪中之島線、九条経由で西九条へ
低迷する京阪中之島線の現状を打開する方法としてあるのが、延伸構想。以前、Osaka Metro中央線の九条まで延伸する構想についての記事を書きました。九条で乗り換えると、2025年の万博の予定地となっている夢洲まで一直線で行くことができます(2024年に中央線をコスモスクエアから夢洲まで延伸する予定です)。
しかし、中之島線は九条まで延伸しておしまいではないのです。もともとの中之島線の延伸計画は西九条を経て、新桜島まで。それを部分的に実現させるかのように、西九条まで延伸するのです。ひとまずは九条まで延伸し、その後、利用者が増えれば約1キロ先の西九条までつなぎ、USJ方面への利便性を向上させるのです。そこから先は、JR西日本や大阪府、大阪市が桜島線を延伸して夢洲につなぐ構想があることもあり、中之島線を新桜島まで伸ばす必要性は低いと判断されているようです。
中之島線の延伸には少なくとも1000億円はかかりますが、大阪にカジノなどから成る統合リゾート(IR)ができることが決まれば、5年以内に開業させるようです。逆に言えば、IRや万博がなければ、緊急性がないと判断され、幻の延伸構想になってしまうこともあり得ます。
(参考:産経WEST https://www.sankei.com/west/news/180219/wst1802190090-n1.html、日刊工業新聞ホームぺージ https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00469113)
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