鹿嶋市等、「あやめ」の復活を求める
かつて、東京と鹿島神宮とを結ぶJR東日本の特急、「あやめ」が走っていました。しかし、その「あやめ」は2015年に廃止され、定期列車だけで見ると鹿島線は普通列車しか走っていません。普通列車も大半は佐原発着で、東京に直通するのは1日1往復だけです。
鹿島線沿線の鹿嶋市、潮来市などは「あやめ」の復活等を要望していましたが(そのほかの要望事項としては、東京への直通列車増便、鹿島線各駅への交通系ICカード導入、臨時駅の鹿島サッカースタジアムの常設化などがあります)、3月、JR東日本はそれに否定的な見解を地元市長たちに対して示しました。利用者が減り続けていることをその理由としています。なお、2019年秋の茨城国体や2020年の東京オリンピック、パラリンピックのときには臨時列車で対応するようです。
鉄道だけで見ると鹿島線は日中は2時間に1本しか列車が来ないローカル線に過ぎませんが、東京から潮来や鹿島に行くのは不便ではありません。渋滞が気になるものの、安くて便利な高速バスがたくさん走っているのです。10~20分間隔で、思い立ったときにすぐに乗ることができます。残念ながら、こんな状況ではわざわざ特急列車を走らせる必要はないのです。
(参考:東京新聞ホームぺージ http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201804/CK2018040502000166.html)
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