靴が定期券
世の中、変わった切符が発売されることがありますが、ベルリンの地下鉄では、靴が切符になっています。実は2018年1月に500足限定で発売されたものなのです。靴はアディダスなので、ちゃんとしたスニーカーです。ベルリン交通局の90周年を記念してつくられたもので、地下鉄のシートの柄と同じデザインです。
この靴のどこが切符なのかと言えば、靴に年間乗車券である旨の縫い付けがされているのです。この靴を履けば(ベルリンの交通機関はほかのドイツ同様、「信用乗車」なので、改札機に読み取らせるなどの必要はありません)、ベルリン市内のあらゆる交通機関に、2018年の年末まで自由に乗ることができるのです。本来、1年間有効のフリー切符は1枚761ユーロ(約10万3000円)しますが、この靴は180ユーロ、約2万4000円です。1/4か1/5の値段で、しかも有名ブランドの靴がつくのです。当然ながら人気で、ベルリン市内の2か所のアディダスショップで発売されたのですが、発売日の1月16日の深夜1時の時点ですでに550人が並んでいました。一番早い人は3日前の13日に並び、氷点下の中、3泊4日を過ごしたそうです。
もっとも、この靴を履いて地下鉄等に乗っている人は少ないようです。記念に取っておくか、オークションで売るかのどちらかのようで、オークションサイトでは1200ユーロになったとも言われています。
(参考:東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/205955)
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