最後のキハ58系、「Kenji」引退へ
全国各地で見られた国鉄の急行用ディーゼルカー、キハ58系。さすがに分割民営化から30年が経つと廃車が進み、JR東日本の「Kenji」がJRグループで唯一の営業車両となっています。「Kenji」は1992年の夏に岩手県で行われた「三陸・海の博覧会」に合わせて、「三陸マリンライナー」として改造されてデビューした車両です。3両編成の列車で、2013年の岩手県の観光キャンペーンに合わせて、車体の色を緑から青に塗り替えました。
しかし、その「Kenji」ですが、間もなく運行を終えるようで、7月21日と9月8日にびゅうトラベルサービスがツアーを催行します。ツアーの名前は「Kenji号で行く! 東北本線の旅」で、一ノ関-盛岡間を往復します。募集人員は124人ですが、1人でも参加者がいれば催行されますので、まず確実に催行されると思って差し支えないでしょう。
ツアーには、記念乗車証明書(「Kenji」の車体を模したものですが、7月と9月で色が変わります)、「Kenji」の歴史が書かれている記念乗車証明書台紙、オリジナルキーホルダー(これも7月と9月でデザインが異なります)、オリジナルの掛け紙の弁当がついています。一ノ関に列車が到着するときには、「祝い餅おふるまい隊」によるお餅のお振舞いがあります。値段は盛岡駅からの往復で大人6000円、子供4500円、1人から申し込みできます。すでに6月21日からJR東日本の主な駅にある「びゅうプラザ」等で申し込むことができます。
(追記)
「Kenji」は9月8日の運行をもって引退します。
(参考:JR東日本盛岡支社ホームぺージ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1529459480_2.pdf、岩手日報ホームぺージ https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/9/7/22252)
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