「ビートル」に混乗便、7月23日から
以前、博多と釜山を結ぶ「ビートル」を活用して、博多-比田勝間の高速での輸送を図ろうという話がありましたが、それが実現することになりました。7月23日から、JR九州高速船の「ビートル」の一部座席を使って、博多-比田勝間に混乗便(週に1~3往復の割合)を運航します。これまでフェリーだと博多-比田勝間は約6時間かかっていましたが、「ビートル」だと2時間10分で結ぶことになります。
1隻の船舶に国際線と国内線の旅客が混乗するという混乗便でも、国際線のエリアと国内線のエリアは分けられています。191席ある「ビートル」の場合は2階席の一部(普通席のみ26席)を国内線用に転用します。一部の席を転用するため、国内線旅客用のトイレはバリアフリーに対応せず、車椅子だと種類によっては持ち込みができない場合があります。また、国内線旅客向けの船内販売はありません。消費税の絡みでしょうか? そのほか、乗下船の時間も国際線とはずらし、港での通路も分けます。船の改装費用はJR九州高速船と対馬市が負担します。
混乗便ならではの特殊なところもあります。運営主体は博多-比田勝間でフェリーを運航している九州郵船(混乗便を運航している時でも、1日1往復のフェリーは続けます)ですが、予約はJR九州高速船で受け付け、発着港は国際線用のターミナルです。また、国際線手続きの関係上、出港30分前までに乗船手続きを済ませないといけません。そして、混乗便に乗る以上、乗船には乳幼児を含めて公的機関発行の顔写真付き身分証(島民カード、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)の所持が必要で、携帯していない場合は乗船できません。なお、国境離島島民割引を使うには、島民カード等が必要です。
(追記)
12月20日から身分証の規定が緩和され、顔写真のない健康保険証やクレジットカード、学生証などでも良いようになりました。このような身分証がない人が多い12歳未満の人は、親に同伴されるか、窓口で親の身分証を確認すれば乗船できます。
(参考:JR九州高速船ホームぺージ http://www.jrbeetle.co.jp/internet/tsushima_2/index.html、長崎新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/369865788447917153、https://this.kiji.is/448662361871238241?c=39546741839462401)
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