近鉄に「足湯列車」
伊勢志摩エリアで観光列車として走っていた、近鉄の「つどい」。伊勢志摩での運行が終了した後、どうなるかと思っていたら、次の活躍の舞台がありました。
「つどい」はリニューアルされ、外観も変わります。ブラウンとクリームのツートンカラー(窓周りがクリーム、それ以外がブラウン)で、ゴールドのラインを配します。シックで落ち着いた雰囲気になります。座席の表布やカーペットなども張り替えます。このリニューアルされた「つどい」は、菰野町と連携してイベントの臨時列車として近鉄名古屋-湯の山温泉間を走ります。
運行期間は7月14日から9月2日までと、10月6日から2019年2月24日まで。休日を中心に走ります。ダイヤも決まっていて、往路は近鉄名古屋10:06発湯の山温泉11:22着、復路は湯の山温泉16:05発近鉄名古屋17:23着です。湯の山温泉まで直通し、近鉄四日市での乗降も可能です。9月2日までは「リアル謎解きゲーム列車」(運賃以外に「謎解き列車券」が必要です。大人1000円、子供750円)、10月6日からは湯の山温泉の源泉を使用した「足湯列車」を走らせます。足湯付きの列車は珍しく、名古屋や関西からでも気軽に行きやすいので、この機会に乗っておきたいところです。「とれいゆつばさ」の山形は遠いですから。
(追記1)
「足湯列車」(定員56人)の足湯は2号車に設置されます。4人用のが2つ設置されています。足湯のお湯は、運行日に菰野町が湯の山線沿線にある菰野温泉の源泉から汲んでいます。
「足湯列車」は、運賃のほか、大人500円、子供250円の観光列車料金が必要です。足湯に入りたい人は、乗車後に2号車バーカウンターにおいて、「足湯利用券」(大人、子供ともに100円。持ち帰りのできるタオル付)を購入する必要があります。足湯の利用時間は、購入順に指定されます。
車内では、菰野町観光協会によって、菰野町の地酒などの特産品などの車内販売を行います。
(追記2)
「つどい」の足湯は、菰野町商工会青年部がつくったもので、借り物なのです。ですから、期間限定でしか足湯を営業できないのです。
(追記3)
12月22日から24日までは、冬至に因んで、足湯はゆず湯となります。
(追記4)
2019年1月12日のことですが、「つどい」に乗ってきました。朝の湯の山温泉行きは満席になることが多いですが、夕方の近鉄名古屋行きは当日でも予約でき、空席も結構ありました。なお、足湯は10分ごとに入れ替えするので、計算上は乗客全員が足湯に入ることができます。
(参考:近鉄ホームぺージ http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/ericpyunoyama.pdf、http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/ashiyutrain.pdf、https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/yuzuyuretu.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80683、「鉄道ファン」2018年12月号 交友社)
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