北海道新幹線、全線開業の前倒しは難しい?
札幌市は2030年の冬季オリンピック招致を目指しています。もともとは2026年の予定でしたが、新幹線を2026年に開業させるのは難しいことから、方針を変えたのです。
そうだからこそ、次の2030年のオリンピックには間に合わせないといけません。実際に新幹線を整備する鉄道建設・運輸施設整備支援機構は北海道新幹線の札幌延伸時期を2031年春としていますが、札幌市はそれを1年ほど前倒しするように求めています。
ところが、その鉄道建設・運輸施設整備支援機構は新幹線の前倒しは難しいとしています。今回建設される新函館北斗-札幌間はトンネルが8割を占めるため、工期を短縮させるためには掘削した土砂を受け入れる場所を確保する必要があります。今のところ、受け入れ先が決まったのは半分ほどです。また、工事も予定より長くかかるようで、2030年2月の冬季オリンピックには間に合わないのです。
少々時間はかかっても、冬場でも安定的に運行できる新幹線の存在は、オリンピックにとって欠かせないものです。外国の人に新幹線の威力を見せつけるチャンスです。また、苦境が続くJR北海道の経営を改善させるためにも、北海道新幹線の早期開業は欠かせません。頭の痛い問題です。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180607/ddr/041/020/004000c、UHBニュースホームぺージ https://uhb.jp/news/?id=4849)
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