北陸新幹線敦賀以西は2023年に着工?
北陸新幹線敦賀-新大阪間は「小浜-京都ルート」に決まりましたが、すぐ着工できるわけではありません。財源が足りないためですが、現行の計画だと完成は2046年になってしまいます。気が遠くなるような話です。
関西と北陸を行き来する人にとって、敦賀が目的地という人は少なく、乗り換えはないほうがありがたいです。早期に開業させて全線開業するのが望ましいのですが、着工まで15年、開業まで30年もかかるとは不自然な話です。現在、2017年度から1~2年の間で駅位置などを決めるためのルートの詳細調査を行っていて、その後4年程度をかけて環境影響評価を行います。2022年度ごろに完了する予定なので、北陸新幹線が敦賀まで開業する2023年春には敦賀以西も着工できる計算となります。
そこでというか、やはりというか、早期着工を求める声は強くあります。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの座長である岸田自民党政調会長も、25日の福井新聞社のインタビューにおいて、北陸新幹線が敦賀まで開業した後、すぐ着工できるようにしたいと考えていると発言しています。15年という工期も短縮したいとしています。
福井へのリップサービスという意味もありますし、財源をどうするかという話はこれからですが、北陸新幹線の早期開業は望むところです。北海道新幹線全線開業よりは遅くなるでしょうが、できる限り早く開業させることを望みます。鉄道がその持てる力を発揮するのは、大都市の大量輸送か新幹線のような高速鉄道なのですから。
(参考:福井新聞ホームぺージ http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/629363)
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