高速道路、修繕更新費用が新規建設費用を上回る
以前に記事にしたことがありますが、鉄道でも道路でもつくったものは適切に維持管理をしないと、大きな事故につながってしまいます。
そんな中、新たな事実が判明しました。高速道路6社において、修繕更新費用が新規建設費用を上回ったのです。2005年の民営化以降初めてのことです。
なぜ修繕更新費用が新規建設費用を上回ることになったのでしょうか? 首都圏の環状道路など大規模な新規建設工事が進んだことがひとつです。山場を越えたのです。これに対して、開通から50年が過ぎ、老朽化した高速道路が増えています。修繕更新費用が増えるのは当然のことです。2018年度は17%増えました。
今後も修繕更新費用は増えていくことでしょう。そうなると、お金には限りがありますから、新規建設費用に充てることができるお金は減ります。需要の多い路線から進め、そうでないところは建設をあきらめることが必要でしょう。採算が取れないにもかかわらず、新直轄路線にして、国に負担を押し付けてはいけません。誰がつくっても、適切な維持管理は必要になりますから。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXKZO32349580Y8A620C1EA5000/)
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