福島県内の新幹線駅と双葉郡内の常磐線の駅とを結ぶバスができる?
福島第一原発事故で大きな被害を受けた浜通りの双葉郡には、国際研究産業都市(イノベーション・コースト)の構想があります。しかし、双葉郡へは中通りにある東北新幹線の駅と直結する公共交通機関がありません。
そこで国や福島県などは、東北新幹線の駅(新白河、郡山、福島のどこから出るかは未定です)と双葉郡内の常磐線の駅(どこか1駅に絞ります)を結ぶバスを走らせます。今年(2018年)の秋から半年間ほど、実証運行として走らせます。また、国際研究産業都市の関連施設への交通手段として、常磐線の複数の駅にカーシェアリングの整備を行います。関連施設に行く人は最終的にはカーシェアリングを使うのです。新幹線駅と直結するバスとカーシェアリングは半年間、運行します。その後、利用状況などを見て、定期路線化につなげたいとしています。
さて、双葉郡ではありませんが、中通りの新幹線駅と浜通りとを結ぶバスがあります。そのひとつが、福島交通の福島・相馬線。かつて乗ったことのあるバスですが(旅行記はこちら)、5月31日で廃止されてしまいました。同じく中通りと浜通りを結ぶ実証実験のバスに、暗雲が漂っているような気もします。
(追記)
イノベーション・コーストへのアクセス路線となる、郡山と富岡を結ぶ路線の実証運行は、2019年3月8日に始まりました。平日のみ、1日3往復します。運賃は2200円です。
(参考:福島民友ホームぺージ http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180601-275665.php、福島交通ホームぺージ http://www.fukushima-koutu.co.jp/upd/detail.php?update_id=1457&t=3&f=3、富岡町ホームページ https://www.tomioka-town.jp/soshiki/sangyoshinko/shoko/oshirase/2369.html)
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