Osaka Metro、2024年度までの中期経営計画を策定
Osaka Metroはこの度、2018年度から2024年度までの7年間の中期経営計画を策定しました。この中で気になるところをピックアップします。
まずホームドアの設置については、御堂筋線が全20駅で2021年度までに、中央線が全14駅で2024年度までに設置します。そのほかも四つ橋線が西梅田、大国町駅で2021年度までに、堺筋線が堺筋本町駅で2019年度までに、谷町線が東梅田駅で2019年度までに設置します。Osaka Metroで利用者が1日10万人以上の駅は、四つ橋線西梅田駅、堺筋線堺筋本町駅、谷町線東梅田駅のほかは御堂筋線の7駅ですから、これですべての利用者の多い駅をカバーすることになります。総投資額は250億円です。
御堂筋線の9駅、中央線の6駅についてはリニューアルを行います。2024年度までに200億円かけて行います。御堂筋線は南北の軸としてリニューアルの対象となることは当然かもしれませんが、中央線が東西の軸として選ばれたのは、IRの絡みでしょうか? 車内でのサービス向上策としては、大画面ディスプレイ搭載車両の投入(2022年度から)、目的地への案内、乗り換え情報の提供を行う車内AIコンシェルジュが挙げられます。2022年度からの予定で、通勤列車では国内初です。詳しいことはわかりませんが、駅には顔認証の改札ができるようです。
驚きはバスです。大阪市内はそう広くはないのですが、指定席の付いたバスを走らせます。中距離の5系統で、有料指定席のバスが走るのです。2022年ごろのようです。また、都心と近隣を結ぶ5系統で、深夜バスを導入します。平日の深夜に1便を走らせます。市内観光バス等の観光バス事業にも再参入します。コミュニティバスについては、2020年から自動運転でのサービスを始め、2024年までに20路線の開設を目指します。
(参考:Osaka Metroホームぺージ http://www.osakametro.co.jp/library/ct/20180709_cyuki_keieikeikaku/2018_2024_ckk.pdf、朝日新聞ホームぺージ https://digital.asahi.com/articles/ASL794PY0L79PLFA00M.html?rm=398、ABCテレビホームぺージ https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_007_20180709009.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 南海の新たな観光列車は食事もできる(2025.05.16)
「大阪市高速電気軌道」カテゴリの記事
- 大阪・関西万博に行ってきました(2025.04.21)
- 奈良-夢洲間直通はIR開業前に(2025.04.13)
- 万博期間中は最大1時間24本(2025.04.02)
- 万博の後半は終電延長、万博終了後は減便か?(2025.02.20)
- 前面が開いていても冷気や暖気を逃さない、駅待合ブース(2025.03.12)
「バス」カテゴリの記事
- 成田空港で「白タク」利用者が増えている?(2025.05.12)
Comments