JR西日本で「ICOCA」、「PiTaPa」を使えば最大5割引き
以前、JR西日本で「PiTaPa」のポストペイサービスが受けられ、「ICOCA」や「PiTaPa」で割引等が受けられるようになるという趣旨の記事を書きましたが、具体的な内容が決まりました。
「ICOCA」についてはポイントサービスがあります。事前に登録(無料)をしておけばよいのです(「SMART ICOCA」は登録をしなくても利用できます)。この登録された「ICOCA」で、JR西日本の(北陸や中国地方を含む)「ICOCA」エリア内の列車を利用した場合及び一部の「ICOCA」加盟店で「ICOCA」を使った場合に、1か月間(1日から末日まで、以下同じ)の利用実績に応じてポイントが貯まります。1ポイントは1円と換算され、利用した月の6日ごろ以降にチャージすれば、乗車や買い物に使うことができます。
ポイントには2種類あります。列車の利用で貯まる「時間帯指定ポイント」(大人のみです)と「利用回数ポイント」、買い物で貯まる「電子マネーポイント」です。「時間帯指定ポイント」は、京阪神地区の特定区間(JR京都線、JR神戸線、JR宝塚線)において、平日の10~17時または休日に、同じ区間を1か月に4回以上乗車した場合、4回目以降の乗車については、その区間の運賃の30%もしくは50%のポイントが貯まります。「昼間特割きっぷ」の後継となるサービスですが、「昼間特割きっぷ」がかなりの格安きっぷだっただけに、よほど使わない限り高くはなります。4回目以降のポイント付与率が大きいだけに、3回目までは何もないというのが惜しいです。JR西日本の「ICOCA」エリアにおいて、同一運賃区間の利用回数が1か月間に11回以上の場合、11回目以降の乗車については、その区間の運賃の10%のポイントが貯まります。回数券に類似したサービスですが、11回目以降でないと安くならないので、割引率は回数券より下がります。こちらも10回目まで何もないというのが惜しいです。「電子マネーポイント」は原則200円で1ポイントの割合ですので、多くは期待できません。なお、「SMART ICOCA」の利用に応じて「J-WEST」ポイントが貯まるサービスは9月30日で終了します。
関西私鉄のICカード、「PiTaPa」のポストペイでの利用も、10月1日からできるようになります。ポストペイができる範囲は、「ICOCA」とは違い、アーバンネットワークに限られます。割引も適用されます。「時間帯指定割引」(大人のみです)と「利用回数割引」です。内容は「時間帯指定ポイント」と「利用回数ポイント」に似ていて、こちらはポイントではなくて割引で対応します。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/08/page_12843.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/08/page_12844.html)
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Comments
この制度では
金券ショップの自動販売機を
無くすことを考えるのは難しいですかもしれません
普通回数券より得にするには月2.5往復必要ですし
1枚のきっぷを利用する場合なら
利用することもあるでしょうけど
2枚の回数券を併用する客をICOCAへ誘導する
ことは考えていないみたいですし
会社としてICカード利用率を上げるより
売り上げと利益を上げるのを重視
するのは間違っていませんけど
Posted by: フリーダム | 2018.08.11 02:26 PM
フリーダムさん、こんばんは。
* この制度では金券ショップの自動販売機
「昼間特割きっぷ」がなくなるので、京阪神間のJRの駅前にある業者は打撃を受けるでしょうが、ポイントは物足りないです。最初の3回(「利用回数ポイント」の場合は10回)は割引がないのですから。
Posted by: たべちゃん | 2018.08.11 08:42 PM