貨物列車の迂回運転は29日未明から
以前にも記事にした山陽線迂回の貨物列車についてですが、準備が整い、実際に走らせることになりました。
迂回する貨物列車は名古屋貨物ターミナル-福岡貨物ターミナル間を1日1往復します。名古屋貨物ターミナル8月28日発、福岡貨物ターミナル8月31日発から迂回運転を始めます。迂回区間は岡山貨物ターミナル-倉敷-伯耆大山-米子-益田-新山口-幡生操車場間で、伯備線、山陰線、山口線を経由します。岡山貨物ターミナル-米子間はEF64が、米子-幡生操車場間はDD51が牽引します。DD51は四日市で使っていたもののうち3両を移して使います。
ダイヤを簡単に書くと、下りは名古屋貨物ターミナル20:37-岡山貨物ターミナル翌3:47-幡生操車場翌21:15-福岡貨物ターミナル翌23:37、上りは福岡貨物ターミナル1:55-幡生操車場4:34-岡山貨物ターミナル22:12-名古屋貨物ターミナル翌7:40です。編成は機関車1両に貨車6~7両、コンテナは30~35個積むことができます。意外と短くて、輸送量はあまりありません。現在、トラックと船の代行輸送で通常の19%の輸送量を確保していますが、山陰線等への迂回によって増えるのは1%だけ。合わせて20%になるだけです。
(追記1)
山陽線の全線復旧は9月30日の予定です。つまり、貨物列車の山陰線迂回運転もそれまでということになります。
(追記2)
ところが、台風24号の影響により、山陽線柳井-下松間が不通となりました(10月15日再開予定)。そのため、10月5日(下り、上りは6日)から山陰線経由の貨物列車を走らせます。
(追記3)
7月の西日本豪雨以来運休が続いていた山陽線の貨物列車ですが、10月13日から運転を再開しました。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/08/page_12921.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/10/page_12678.html、産経WEST https://www.sankei.com/west/news/180824/wst1808240105-n1.html、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL8S4TGKL8SPLFA002.html、JR貨物ホームぺージ https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/cb4d824e356269c70717a91c2b8998bb.pdf、https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/72c32b888a6dd07a3eecda51b889aa58.pdf、東京新聞ホームぺージ http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018101301001182.html)
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