「山陰めぐりパス」は1人でも利用可能
豪雨で出ばなをくじかれたかたちになってしまいましたが、8月1日に伯備線は全線で運転を再開しました。そこで、こういうきっぷを紹介したいと思います。
それは「山陰めぐりパス」。「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて発売される、期間限定のきっぷです。発売期間は6月1日から9月26日(利用開始日の1か月前から前日までの発売、9月27日出発分まで発売します。なお、平成30年7月豪雨の影響により、しばらくの間発売を制限していました)、利用期間は7月1日から9月30日のうち、連続する4日間です。
きっぷの内容は、かつてあった「山陰めぐりパス50」に似ています。出発地は京都市内、大阪市内、神姫ゾーン(JR神戸線立花-姫路間、和田岬駅、新神戸駅)で、山陰線東浜-益田間などが自由周遊区間となっています。出発地からの往復は新幹線・伯備線経由(新幹線、在来線ともに特急普通車指定席が使えます。「のぞみ」「みずほ」にも乗ることができます。京都市内発着の場合、新大阪までは在来線新快速、快速、普通列車の自由席に限ります)か智頭急行線経由(「スーパーはくと」)です。行きと帰りで同じ経路を指定することはできず、違う経路を購入時に指定しないといけません。行きが新幹線・伯備線経由なら帰りは智頭急行経由、行きが智頭急行経由なら帰りは新幹線・伯備線経由でないといけません。なお、自由周遊区間では特急の普通車自由席に乗ることができます。自由周遊区間以外では途中下車できませんので、御注意ください。
発売価格は、「e5489」で購入した場合と「みどりの窓口」等で購入した場合とでは異なります。「e5489」で買えば、京都市内発が13000円、大阪市内発が12000円、神姫ゾーン発が11000円、子供は出発地にかかわらず1000円です。ところが、「みどりの窓口」等で買えば、大人は500円ずつ上がり、子供は1250円となります。最近の傾向のようで、「みどりの窓口」のような有人窓口ではなく、駅員の人件費が要らないインターネットに誘導したいのでしょう。
ただ、この「山陰めぐりパス」のメリットとしては、1人でも利用できること(子供だけの利用はできません)。2人以上という縛りがないので、そういう意味では気軽に使えます。
(追記)
沿線が大きな被害を受けたJR西日本は、「がんばろう!西日本」キャンペーンを行います。そのため、現在発売中の「山陰めぐりパス」、「山陰フリーパス」(広島市内等発着)の利用期間が9月30日までの連続する4日間から、12月27日までの連続する4日間に延長されます。
(参考:JRおでかけネット http://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/detail.html?shnId=118000258、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/180823_00_nihon_1.pdf)
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