飯田線耐久レース
12日は200キロ近い長さのあるローカル線、飯田線に乗ってきた。
豊橋で名物の稲荷寿司を買い(じゃことわさび菜の入っているバージョン)、豊橋8:11発の天竜峡行きに乗る。名鉄と線路を共有する区間にある2駅を除いては、各駅に停車する列車だ。飯田線には20年ほど前に乗ったことがあったが、そのときは南半分は特急に乗ったので、普通列車だけで飯田線を乗り通すのは初めてである。天竜峡に着くのは12:07なので、4時間近く乗ることになる。車両は213系の2両編成、飯田線に転用した時にトイレはついたが、ワンマンにはなっていない。前のほうの車両に空席を見つけて、座った。座席はほぼ埋まり、立っている人もいる。進行方向右側に座ったので、夏の光が入ってきて、まぶしい。日よけを下まで下ろすと景色が見えなくなるから(213系は中ほどで止めることができない)、手で日よけを持ちながら、半分ほど日よけを下ろす。
車内は少し空いて、中部天竜で20分停車。いったん駅の外に出ようとしたが、一転して激しい雨が降っている。駅の外に出るのを断念した。反対方向からの列車の到着が遅れたので、こちらも少し遅れて発車。ここから天竜峡までが秘境を走る区間だが、にわか雨で窓ガラスが曇って見えづらい。終点の天竜峡に到着。後続の茅野行きは12:33発だが、まだホームに停まっていない。いったん駅の外に出ようとするが、無人駅が多いためか精算を求める客が多く、なかなか改札を出ることができない。やっとのことで改札を出て、少しだけ駅の近くを散策していると、ホームに次の12:33発が入ったので乗る。実はこの茅野行き、これまで乗ってきた天竜峡行きと同じ車両である。2人掛けのシートを1人で座るという、ほどほどの混み具合で、豊橋で買ってきた稲荷寿司を食べる。
このまま茅野行きに乗ればいいところだが、伊那大島に7分ほど停車している間に寝てしまい、気が付いたら列車は発車していた。このまま辰野まで乗っても、飯田線を乗り通したことにはならない。急いで時刻表を見て、七久保で折り返す。七久保で乗った天竜峡行き(七久保13:59発)は、313系3000番台であった。伊那大島を少し過ぎたところにある下平で降り、再び下平14:30発の駒ケ根行きに乗って北に向かう。こちらも213系だが、今まで乗ってきた列車に比べて明らかに空いていた。「青春18きっぷ」が使える時期なので、飯田線を乗り通すことができる列車に乗客が集中し、そうでない列車は空いているのだろう。
駒ケ根で1番線に停まっていた、岡谷行きに乗り換える。こちらは313系の3000番台。JR東日本との境界である辰野で車掌は降り、2駅だけだがワンマン運転となる。本日初めてのワンマンだ。辰野からは中央線、元私鉄の飯田線とは違い、線路状態は良く、駅も国鉄らしく場所を取っている。飯田線のようにコンパクトではない。岡谷からはすぐに来た211系6両編成(信州色)で塩尻へ。
所定のダイヤでは岡谷から乗った列車の塩尻着は17:13。当然ながら、塩尻17:05発の中津川行きには間に合わない。次の普通は18:50発だ。その間に辰野まで1往復しようと思っていたが、塩尻のホームには、その中津川行きと、塩尻17:03発の「しなの20号」が停まっていた。特急が出ないと、普通列車も発車しない。急いで中央西線のホームに行き、塩尻17:05発の中津川行きに乗ることができた。塩尻で夕食用の駅弁を買うことができなかったし、座ることもできなかったが(途中駅で空席を見つけて座った)、乗ることができただけでも御の字というべきだろう。
さて、15分ほど遅れて発車した中津川行きだが、その後はスムーズに走り、8分遅れにまで縮めた。ところが、名古屋方面の雨で混乱していて、中津川のホームが空かない。駅の手前で停まったままとなり、結局、15分遅れて中津川に着いた。本来なら4分で接続する中津川18:55発の快速はまだ発車していなかったが、雨の影響で25分遅れて発車した。
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