八ッ場ダム手前まで自転車型トロッコ
吾妻線は八ッ場ダム建設(2019年度完成予定)に伴い、2014年に一部区間が付け替えられました。
付け替えられた区間のうち一部は、八ッ場ダムのために水没することになりますが、中にはそのまま残る区間があります。吾妻川沿いに渓谷美を楽しむことができた区間です。この区間のある東吾妻町は国の名勝でもある吾妻渓谷の観光地としての魅力を高めようと、切り替えによって使われなくなった吾妻線の線路を用いて、自転車型のトロッコを走らせます。2020年春の予定です。
自転車型のトロッコが走るのは、吾妻線の廃線跡3.3キロ。ここに2.5キロと0.8キロの2つのコースを設けます。電動アシスト付きの自転車を10台ほど揃えます。利用者の安全を確保するため線路沿いには転落防止用の柵を設け、渓谷内の約50か所に看板や道案内を設けます。このように廃線跡を自転車型トロッコで走るのは全国にいくつかありますが(そのひとつが飛騨市の「ガッタンゴー」)、関東地方にはなく、東京から近いことを武器に観光客を集めようとしています。
また、八ッ場ダムには自転車を載せることができるエレベータを設ける予定です。隣の長野原町とともに、八ッ場ダム周辺でレンタサイクルを実施することも考えているようです。自転車型トロッコが走る区間の近くには温浴施設を備えた道の駅があり、そこを観光の拠点とするのでしょうか?
(追記)
吾妻線の廃線跡を使った自転車型トロッコ(愛称:吾妻峡レールバイクアガッタン)は、2020年7月18日に開業します。
(参考:上毛新聞ホームぺージ https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/58077、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/c7452b6223cb0372c16dca626d9ea60262c7b9b9)
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