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関電黒部ルート、欅平以遠も開放か?

 黒部峡谷鉄道の終点は欅平ですが、線路はそれよりも先に伸びています。さらに黒部ダムまで18キロあり(鉄道は途中まで)、物資の輸送に使われています。

 本来、この欅平から先の黒部ルートも、工事が完成したときには一般に開放される予定でした。しかし、関電は安全性を理由に開放には応じていません。平日限定で年間2000人の無料見学を受け入れているだけです。募集人員が少なくて、抽選になります。

 富山県は観光振興のために、長年の間、黒部ルートの開放を求めてきましたが、どうやら富山県と関電の協議が進んでいるようです。今は受け入れ人数や料金設定などを考えている段階で、休日を含めて有料で開放するとのことです。なお、実現には安全対策工事を行う必要があるため、最低でも3~5年かかるとしています。基本的に建設時の経緯から安全対策工事は関電の負担により行うようですが、観光客の利便性向上につながる費用の一部は富山県が負担するとのことです。

(追記)
 黒部ルートは、関電が安全対策工事をした後、2024年度に観光ルートとして開放されます。旅行商品として発売されるかたちを取り、原則として6~10月に約8000人を受け入れます。値段は未定です。

 なお、安全対策工事を行っている間も無料見学は受け付け、2019年度からは休日にも行うようになります。
(参考:北日本新聞ホームぺージ http://webun.jp/item/7491567、日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36598960X11C18A0LB0000/)

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