国交相、山形、秋田新幹線の支援スキーム検討を指示
山形新幹線、秋田新幹線は在来線の奥羽線、田沢湖線を改軌したものなので、フル規格新幹線とは違って災害には弱いです。そこで考えられているのが、県境に長いトンネルを掘るというもの。山形新幹線は板谷峠に、秋田新幹線は仙岩峠に長いトンネルを掘り、運行の安定化を図るとともに、スピードアップもします。
山形新幹線、秋田新幹線を運行するJR東日本が単独で事業費を賄うことができたら、それに越したことはありません。しかし、JR東日本はやりたいものの、巨額すぎて単独で賄うことができません。社会的には価値があるものの、民間では対応できない、それこそ官の出番です。
整備新幹線ならば、決まった公費補助のスキームがあります。しかし、山形新幹線や秋田新幹線のトンネル建設は、決まった補助スキームがあるわけではありません。山形新幹線沿いには整備新幹線の計画があるのでそれを流用することができますが、秋田新幹線にはそういう計画もありません。そこで国交省は、秋田県からの求めに応じて、山形新幹線、秋田新幹線に対して支援スキームを検討することを8月までに鉄道局に指示しました。
新幹線がない区間でも、主要幹線の改良は急がれます。鉄道がその特性を発揮する区間については公費を投入してでも改良を図るのが望ましいです。
(参考:河北新報ホームぺージ https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180810_43020.html)
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