リニアには「ドクターイエロー」なし、新幹線のほうは引退せず
新幹線のレールの歪み、信号、電気系統などをチェックする、「ドクターイエロー」。東海道新幹線の開業よりも早い1962年に登場しました。その後、車両は代わり、現在は700系をベースにしたものが走っています。JR東海、JR西日本に1編成ずつあるだけなので、なかなか見ることができず、出会えたらラッキーと言うべき存在です。
ところが、先ほども書いたとおり、「ドクターイエロー」は700系をベースにしています。新型車両の投入によって、2019年度までに引退する系列です。そのことから、「ドクターイエロー」も引退するのでは、という見方もありますが、JR東海の6月の株主総会で答えが明らかになりました。700系が引退してからも、「ドクターイエロー」は活躍するのです。
それでは、リニアには「ドクターイエロー」のような車両はできるのでしょうか? こちらについては、「ドクターイエロー」のような専用車両を使わず、普通の車両に検査の機能を設け、営業運転で走りながら線路や電気設備の異常を検知する仕組みを整えます。鉄道とは違って、高速走行中のリニアはレールにもパンタグラフにも接触しません。接触しないため、「ドクターイエロー」みたいな専用車両が要らないのです。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018082590085153.html、時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080400154&g=soc)
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