東京メトロ有楽町線豊洲-住吉間、事業枠組みを決定へ
東京メトロの豊洲からは、住吉に伸びる支線の構想があります。豊洲-住吉間の営業キロは5.2キロ、この中に東陽町を含めて3駅を設置します。豊洲も住吉もすでに有楽町線や半蔵門線を建設した段階で、分岐ができるように準備がなされています。豊洲で有楽町線池袋方面に、住吉で半蔵門線押上方面に直通できる構造となっています。江東区の想定によれば、パーク時には毎時片道12本を走らせ、そのうち4本は池袋方面に直通します。豊洲-住吉間の所要時間は9分(現在、豊洲-錦糸町間をバスで移動すると35分かかりますが、鉄道が整備されると16分で行くことができます)、事業費は1420億円しますが、費用便益比は30年で3.3もあります。また、公有地の下につくることが多いので、用地買収に手間取ることはあまりないようです。
この有楽町線豊洲-住吉間ですが、初めて計画に浮上したのは1972年のことでした。その後、2016年の国交省交通政策審議会答申でも取り上げられ、着工に向かいつつあります。東京オリンピックでインフラの整備に関しては追い風が吹いています。どうやら、この有楽町線豊洲-住吉間、2018年度中に事業枠組みを決めるようです。需要予測や収支計画、採算性等を分析し、国や東京メトロなどと協議する方針です。費用分担についても検討するようです。
今のところ、東京メトロがつくるのではなく、第三セクターがつくり、運営のみを東京メトロが行うようです。この方式で整備すれば、30年で累積赤字を解消できるようです。江東区によれば、着工してから開業までに6年かかるようです。着工に至るまでに数年かかるようなので、早くて2030年ごろの開業となるようです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/toyosumi20180630/、建設通信新聞ホームぺージ https://www.kensetsunews.com/archives/210942、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/80873)
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