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鶴見の相鉄・JR直通線の列車を停める工事は最低でも12~14年かかる

 京浜東北線の鶴見駅は、約16万人の乗降者数を誇る、利用者の多い駅です。しかし、停まるのは京浜東北線の列車だけで、東海道線や横須賀線といった、中距離の列車は停まりません。横浜市鶴見区は半世紀近く、鶴見駅に東海道線や横須賀線の列車を停車させることを求めていましたが、JR東日本はホームを設置するスペースがないことから、否定的な考えを示しています。

 そこで代わりに出ている話が、相鉄・JR直通線の列車を停めること。現状だと武蔵小杉-羽沢横浜国大間がノンストップです。JR東日本も、地元がホームの設置費用を負担し、さらに貨物線を使用するJR貨物の合意を得ることを条件していて、鶴見駅に相鉄・JR直通線の列車を停めること自体には反対していません。

 ところが、ホームの設置は簡単にはいきません。横浜市が検証したところ、ホームの設置には200億円近い費用がかかり、工期も最低で12~14年がかかります。到底相鉄・JR直通線の開業には間に合いません。工期がかかる理由は、列車の合間を縫って作業しなければならないからです。相鉄・JR直通線には1日150本近くの貨物列車が通ります。昼も夜も通るので、集中して作業できないのです。相鉄・JR直通線が開通すれば、さらに本数が増えます。ホームの設置工事はさらに困難になるのです。
(参考:横浜日吉新聞ホームぺージ https://hiyosi.net/2018/10/01/greenline_2018-8/)

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