JR東日本の「ホームライナー」が特急になる説
たった510円(東京地区)の投資で特急用車両での快適な通勤ができる「ホームライナー」、国鉄末期に特急の回送を利用して運転したのが始まりです。なお、この「ホームライナー」を特急などとしなかったのは、当時の規則では特急だと(たとえ特急券を買っても)定期券で乗ることができなかったからです。指定券も同様で、座席を指定しない乗車整理券を設定することで、増収を図りながら規則をクリアできたのです(今は定期券で乗る特急が多くなり、むしろ乗ることができないのが珍しいぐらいです)。
ところが、JR東日本の「ホームライナー」が特急になるという説が流れています。「ホームライナー」は古い特急用車両を使うことが多いのですが、それが老朽化しているため、新しい車両に置き換えるのです。置き換えの費用を賄うのが特急格上げの目的とも言われています。すでにJR西日本やJR九州の「ホームライナー」は特急に置き換えられていて、JR東日本でも高崎線などでは特急格上げの事例があります。
それでは、特急に格上げされたら、どうなるのでしょうか? 確実に言えるであろうことは、「ホームライナー」時代よりも値上がりするだろうということ。特急には回数券などで値引きがありますが、それでも「ホームライナー」時代より料金が上がります。
(参考:YOMIURI ONLINE https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20181010-OYT8T50005.html)
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