JR四国、2700系を新製
JR四国の予讃線、土讃線、高徳線で使われている2000系特急形ディーゼルカーは老朽化しているため、置き換えが必要となっています。一時期は振り子ではなく車体傾斜装置のある2600形で賄おうとしましたが、急カーブの多いところでは2600形の性能では対応できないことが判明しました。そこでJR四国は2600形とは別の新型車両をつくることにしました。それは2700系特急用ディーゼルカー。振り子式で、2両編成2本をつくりました。
デザインコンセプトは2600形と同じく、「Neo Japonisme(ネオ ジャポニズム)」。そのためか外観は2600形によく似ています。2600形との違いは、2700系にグリーンのラインが入っていること。オリーブの緑で、香川県をイメージさせています。内装も2600形によく似ていて、座席は背もたれと連動して座面が前方にスライドするリクライニングシートです。各座席にはコンセント、ドリンクホルダー、コートフック等を備え、モバイルパソコンも使うことができるように、大きなテーブルにしています。定員は2600形と同じく2両で98人で、車椅子対応多機能トイレもあります。2600形との違いは、洗面所が消え、インバウンド対策として荷物置場ができているぐらいです。なお、最高速度は時速130キロです(2600形は120キロ)。
4両で約14億円かかった2700系は12月26日に高松運転所に搬入されます。年明けから試験走行を行い、2019年秋の営業運転を目指します。土讃線が主な舞台になるようです。2700系は2020年度までに40両導入する計画で、2000系を置き換えていきます。
(追記)
2700系は、2000系や2600形との併結はできないようです。
(参考:JR四国ホームぺージ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2011%2026%2004.pdf、産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/181127/rgn1811270019-n1.html、railf.jp https://railf.jp/news/2019/01/23/140000.html)
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