八晃運輸「めぐりん」のその後
八晃運輸の「めぐりん」が、両備グループの岡山市中心部と西大寺地区とを結ぶ路線に殴り込みをかけて半年余りが過ぎました。この「めぐりん」益野線と両備グループの並行路線はどうなったのでしょうか?
結論から言えば、「めぐりん」のほうは便数を徐々に増やしているものの、利用は伸び悩んでいます。平日は定期券客が多く、「めぐりん」の利用は伸び悩んでいます。両備グループの減収幅も想定していたほどではありませんでした。
そこで八晃運輸は、8月16日から1か月間乗り放題のフリーパスを発売しています。1か月8000円で、購入者以外でも家族や友人などほかの人が使うこともできます。往復で16日間利用すれば元が取れることになります。
なお、両備グループは12月1日から2019年3月31日までの休日に限り、通常の半額で乗ることができる往復割引乗車券を発売しています。400円で往復することができます。
(追記)
自社の路線バスの基幹路線に他社が格安料金で参入するのを認めたのは違法だとして、両備グループは国に認可の取り消しを求めていました。2019年8月30日、この判決が東京地裁で出されましたが、門前払いで却下されました。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34014440Z00C18A8LC0000/?n_cid=SPTMG002、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37078510Z21C18A0LC0000/、両備バスホームページ https://www.ryobi-holdings.jp/bus/news-rosen/201811saidaijiticket/、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASM8Z4PXTM8ZPPZB008.html?rm=377)
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