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JR西日本、北陸新幹線敦賀以西の負担増を容認か?

 北陸新幹線が新大阪まで開通すれば、東京と北陸を結ぶだけの新幹線からさらに一段階上がります。しかし、ここでネックになるのは建設費。敦賀-新大阪間で約2.1兆円かかるのです。

 整備新幹線の建設費はいったん国と地方が2:1の割合で負担しますが、開業後に収益の一定の割合を貸付料としてJRから回収します。この貸付料は、JRが受益の範囲内で払うものでありますが、JR西日本はこのルール以上に負担してでも、北陸新幹線がほしいとのことです。貸付料の算定期間は30年ですが、これを延長する方法などが考えられています。なお、建設中の北陸新幹線金沢-敦賀間に関しては、以前にも書きました通り、負担増には反対しています。この区間ならわざわざJR西日本が過大な負担をする必要がないからでしょう。新大阪につながらなければ、あまり重要ではないのです。

 北陸新幹線敦賀以西の建設財源は今のところまだ確保されていません。JR西日本が許すのであれば、自ら負担して新幹線をつくるというのも悪い話ではないでしょう。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38305920Y8A121C1LB0000/、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2018112902100012.html)

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