スマートフォンで運賃決済
大都市の通勤鉄道で運賃を徴収するには、自動券売機や自動改札機が欠かせません。しかし、日立製作所は、自動券売機や自動改札機がなくても客から運賃を徴収するシステムを開発します。
どのような仕組みでしょうか? 使うのはスマホです。鉄道車両や駅構内などにスマホと位置情報をやりとりする小型端末を設置します。客は事前に専用のアプリを入れておきます。客はそのアプリを使って通信し、どの交通機関を使って移動したかを算出し、自動で正しい運賃を引き落とします。もし、予定していた交通機関にトラブルが発生したときは、代替の交通機関を案内し、変更後の運賃を引き落とします。列車が大幅に遅れたときは、該当する客の料金のみを払い戻すこともできます。
このシステムができれば、鉄道事業者は自動券売機や自動改札機にかかる費用を節約でき、店などで稼ぐこともできます。ICカード導入で自動券売機を減らしたときと同じようなこと、いやそれ以上のことが起きるのです。
(参考:「鉄道ファン」2019年1月号 交友社)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 名鉄バス、21:30以降の路線バスを原則運休(2021.01.18)
- 四日市あすなろう鉄道、受験生は運賃無料(2021.01.17)
- JR西日本、緊急事態宣言で「つるぎ」や在来線特急を運休増(2021.01.17)
Comments