アメリカの投資ファンドがJR九州の株式の5%超を取得
アメリカの投資ファンド、ファーツリー・パートナーズが、JR九州の発行済み株式数の5.1%を取得していたことが判明しました。ファーツリー・パートナーズが12月19日に関東財務局に提出した大量保有報告書でその事実が判明したもので、日本マスタートラスト信託銀行の5.81%(9月現在の数字)に次ぐ大口株主と言うことになります。
ファーツリー・パートナーズはJR九州の株を東京証券取引所第1部などに上場した2016年から取得していました。ファーツリー・パートナーズはJR九州の株価が本来あるべき価格より低いと主張していて、2019年度に発行済み株式数の15%以上を自社株にすることを求めています。2019年6月の定時株主総会において、経営陣の報酬が株価に連動する仕組みを導入することも求めています。なお、不採算路線の廃止については求めていないようです。
ただ、ファーツリー・パートナーズのこれらの主張は、もっぱら株価を上げて利益を稼ごうとするものであり(投資ファンドの目的からすれば理にかなった行為ですが)、鉄道の発展に資する訳ではありません。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39144230Z11C18A2DTA000/、宮崎日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/448500428045452385、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20181219/k00/00m/020/212000c)
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