2019年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道)
12月14日、JR各社から2019年3月ダイヤ改正についての発表がありました。ダイヤ改正の発表はもう一週間後だと思っていたので、想定よりも早かったです。ダイヤ改正日は2019年3月16日です。ここで、北から順に気になったところを取り上げていきたいと思います。
まず真っ先に取り上げないといけないのが、北海道新幹線のスピードアップ。青函トンネル内の運転速度を140キロから160キロに上げます(ただし、青函トンネル以外の共用区間は140キロのままです)。新青森-新函館北斗間を走る「はやぶさ」や「はやて」の所要時間を最大4分短縮します。最速達列車(「はやぶさ5号」、「はやぶさ11号」、「はやぶさ38号」)は東京-新函館北斗間を3時間58分で結びます。従来より4分短縮です。函館と新函館北斗とを結ぶ「はこだてライナー」の運転時刻も見直され、函館までの平均所要時間も4分ほど短くなります。
「スーパー北斗」に関しては、261系の投入が進み、これまでの7往復から9往復に増えます。281系は残り3往復のみです。281系はどこに行くのでしょうか? また、下り最終の「スーパー北斗23号」の停車駅が南千歳から千歳に変更になります。この時間から新千歳空港や帯広方面に行くことがなく、千歳に停まることによって千歳から最終の札幌行き普通に乗り換えることができるので、北広島など札幌近郊の人が利用しやすくなります。学園都市線ではあいの里公園-北海道医療大学間で12本の増発があります。
一部の「スーパーおおぞら」の停車駅が増えます。「スーパーおおぞら4号」がトマムに停まります。これでトマムにはすべての特急が停まることになります。追分と新夕張には「スーパーおおぞら」のうち3本が追加で停まるようになりますが、これには裏があります。追分-新夕張間の普通の本数が減るのです。追分-新夕張間の普通10本のうち、利用者の少ない5本が廃止されるのです。特急のついて停車はその見返りなのでしょう。なお、石勝線のうち2019年4月1日で廃止される新夕張-夕張間に関しては、廃止間際で多くの利用が見込めるため、ダイヤ改正日から2019年3月31日までの間、追加で臨時列車を走らせます。石北線の特快「きたみ」は旭川14:25着の「カムイ17号」に接続するようになります。1時間程度の繰り上げとなるようです。石北線で1往復だけある上川-遠軽間の普通列車の運行時間帯が日中に移り、「青春18きっぷ」等での移動がしやすくなります。
最後に、今回のダイヤ改正で廃止される駅を紹介します。廃止されるのは3駅。いずれも根室線の駅で、釧路市の直別、尺別、根室市の初田牛です。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20181214_KO_H31Kaisei.pdf、JTB時刻表 2019年3月号、「鉄道ジャーナル」2019年7月号 鉄道ジャーナル社)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- ひたちなか海浜鉄道は2段階で延伸か?(2023.12.05)
「JR北海道」カテゴリの記事
- JR北海道の2024年3月ダイヤ改正に関する続報(2)(2023.12.03)
- JR北海道のキハ40、2025年3月に引退か?(2023.11.26)
- JR北海道の2024年3月ダイヤ改正に関する続報(1)(2023.12.02)
- JR北海道、2024年3月のダイヤ改正で「北斗」、「おおぞら」等全車指定席に(2023.11.12)
- 廃線を使ってドローンスクール(2023.11.12)
Comments