筑肥線唐津変電所に電力貯蔵装置
電車がブレーキをかけると回生電力というものが発生します。この回生電力は近くに加速する電車があればそちらに使うことができますが、運行本数の少ない路線では、それをうまく活用することができません。
そこでJR九州は、唐津市内にある筑肥線唐津変電所に電力貯蔵装置を導入し、2018年11月20日から運用を開始しました。福吉-西唐津間(約19キロ)において電車が減速するときに発生した回生電力を、変電所にある蓄電池に一時的に貯蔵することができます。この蓄えられた電力は、電車が加速するときに放電し、電力の供給を行います。その分、運転時の電力使用量が減り、省エネルギー化につながるのです。福吉-西唐津間で使う電力の約8%、筑肥線電化区間で使う電力の約2%、一般家庭でいうと約90世帯分の電力を節約することができるようです。
また、蓄えられた電力は、大規模停電の際、駅と駅の間に停まってしまった列車を、最寄り駅まで移動するための電力としても使えます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/11/15/181115Newsreleasekaratsu.pdf、佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/304719、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20181115-724829/)
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