上野動物園のモノレール、11月から運行を休止
上野動物園には、モノレールがあります。遊戯施設ではなく立派な鉄道扱いで、全国の鉄道に全て乗ったと言うのなら、ここにも乗らないといけません。1957年から東園と西園の間約330メートルを有料で走っています。
このモノレール、上野動物園を上から見ることができるため人気が高く、年間の利用者は約100万人もいます。2017年度の収入は約1.3億円あり、2400万円の経常黒字です。しかし、モノレールの車両が老朽化しているため、東京都は11月1日から運行を休止します。代替の交通機関として、当分の間、東園と西園を結ぶ電気自動車などを無料で走らせる予定です。
もっとも、車両を更新したら再びモノレールが走ると決まったわけではありません。モノレールを存続させるかどうか決まっていないのです。黒字なのに、なぜでしょうか? 上野動物園のモノレールの車両は特注もので、つくるのに3年かかります。モノレールができた時期が早いため、国内のほかのモノレールとは違う、特殊な構造になっているのです。しかも、値段は高く、2両で18億円もかかるのです。2001年に現行の車両をつくったときに比べても、4倍以上かかるのです。また将来的には、電気系統の更新などで10億円以上かかるのです。
東京都は、都民や来園者の意見を聞いて、モノレールを存続させるかどうか決めます。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190123/k10011788281000.html、@niftyニュース https://news.nifty.com/article/item/neta/12150-173034/、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASM1R56J6M1RUTIL02J.html)
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