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北陸新幹線敦賀-新大阪間の駅、ルートを3月中に公表へ

 2023年春に北陸新幹線が敦賀まで伸びると、一刻も早く望まれるのが、新大阪までの全線開業。その敦賀-新大阪間のルートですが、地形図の作成やトンネル、高架橋などの構造の検討に必要な地質調査が3月中で終わる予定で、3月末におおまかな駅、ルートが公表されるようです。

 話は変わりまして、敦賀開業の段階では、「サンダーバード」、「しらさぎ」は敦賀止まりとなり、福井、金沢へは新幹線に乗り換えないといけません。そこで、在来線特急(「しらさぎ」)を福井まで乗り入れることを求める動きがありますが、肝心のJR西日本が消極的なようです。

 その理由は、「しらさぎ」の利用者が少ないと考えられること。国が2016年度に調査したところによれば、福井から中京方面への鉄道利用者は、1日約1200人しかいません。「しらさぎ」1本当たりでは、たった40人弱です。しかも、北陸新幹線が開業すると、これまで東海道新幹線を経由していた東京-福井間の客が、北陸新幹線経由に移ってしまいます。さらに「しらさぎ」の利用者が減ってしまうのです。JR西日本も、「しらさぎ」ではなく北陸新幹線に乗ってくれたほうが自社の手取りが増え、ありがたいのです。わざわざ「しらさぎ」を福井まで延伸させる必要は無いのです。
(参考:福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/809026、https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/808455)

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