開放式の寝台料金の記載が旅客営業規則からなくなる
国鉄やJRには、運賃や料金を定めた旅客営業規則というものがあります。その旅客営業規則ですが、3月16日のダイヤ改正に合わせて、改正が行われます。
改正の内容はおおさか東線の開業に伴う大阪市内の範囲の拡大や、中央東線特急の全車指定席化に伴う変更などもありますが、今回の改正で寝台料金についても手が加えられることとなりました。A寝台料金、B寝台料金について、それぞれ開放式の料金が削除され、個室の料金だけが残ることになります。2016年3月の北海道新幹線開業に伴うダイヤ改正で開放式寝台が全廃されたことに伴うものです。
改正後も残る寝台料金は、A寝台の「シングルデラックス」、「カシオペアツイン」、「カシオペアコンパート」、「カシオペアデラックス」、「スイート」、「カシオペアスイート」、B寝台(客車)の「ソロ」、「ノーマルツイン」、「シングルツイン」、B寝台(電車)の「ソロ」、「シングル」、「サンライズツイン」、「シングルツイン」です。開放式の料金はなくなったものの、B寝台(客車)のように今はすでにない車両の料金が残っているところもあります。
ともかく、旅客営業規則から削除されたということは、今後開放式の寝台列車は走らないということなのでしょう。JR側の言い分はあるのでしょうが、カーテン1枚でしか遮るものがないのに6480円(二段式)の料金は高いです。もっとも、「ノビノビ座席」の指定席料金は上げてもよいでしょうが。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/jrkisoku201902/)
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