減便のダイヤ改正で5億円の収支改善効果
明日(3月16日)はダイヤ改正の実施日なのですが、その1年前にもダイヤ改正がありました。JR九州では大幅な減便がありました。過去最多の117本、率にして7%の便を削減したのですが、JR九州によれば乗務員の経費などで5億円の収支改善効果があったということです。本当ならもっと収支は改善するはずでしたが、電気代や軽油代の値上がりがあって、それほどの効果が上がらなかったようです(とは言っても、減便をしなければ十数億円のコスト増となったため、一定の効果があったとも言えます)。
需要が極めて小さく、鉄道が残っているだけでもありがたいと思えるようなローカル線なら、減便はやむを得ないところでしょう。しかし前回の改正は大都市近郊や新幹線を含む都市間特急列車でも減便がありました。鉄道がその特性を発揮することができるような区間でも減便ばかりとなった、暗黒のダイヤ改正でした。観光列車には熱心ですが、それ以外には力を入れていない現状が伺えます。新型車両もデザイン重視で、実用的ではなさそうです。
(参考:佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/342800)
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