豊肥線は2020年度に復旧見込み
豊肥線阿蘇-肥後大津間(27.3キロ)は、2016年4月の熊本地震で大きな被害を受け、不通となっています。
その後の豪雨によるものを含めて、51か所の被害が確認されたこの区間、ようやく光が差し込んできました。南阿蘇村立野の大規模土砂崩れの復旧工事が2019年度中にほぼ終わり、その場所を鉄道復旧の工事用道路や資材置き場として使えるようになったため、2020年度中に復旧する見通しが立ったのです。
鉄道に限らず、熊本から阿蘇への交通手段は地震で大きな被害を受け(そのため鉄道も本格的な代替バスを用意していません)、阿蘇への観光客は大幅に減っています。鉄道に限らず道路においても2020年度には復旧の目途が立つようで、熊本の観光面での復興に大きく貢献することとなります。
(追記1)
豊肥線阿蘇-肥後大津間の復旧は2020年秋の予定です。2019年12月現在、路盤に関しては8割ほど、軌道の工事については3割ほど進捗しています。
なおその後、豊肥線の復旧時期が2020年8月に繰り上げられました。
(追記2)
2020年5月27日、JR九州は豊肥線の運転再開日を2020年8月8日と決めたことを発表しました。ただ、復旧後の運転計画はまだ決まっていません。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/489208560489530465?c=92619697908483575、https://this.kiji.is/584878951339902049?c=92619697908483575、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20190412/k00/00m/040/086000c、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/599075/、JR九州ホームページ www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/05/27/200527houhihonsenhukkyu.pdf)
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