水戸-つくば間の高速バス、大幅増便の実験
県庁所在地の水戸と研究機関が多く、人口も県2位のつくばとの間を結ぶ関東鉄道グループの高速バスは、平日のみの運行で、しかも1日2往復しかありません。東京とを結ぶ高速バスは充実していて、バス会社にとっても稼ぐことのできるありがたい路線ですが、県内のバスは不便です。
そこで茨城県は、この秋に水戸とつくばとを結ぶ高速バスを大幅に増便させる実証実験を行う予定です(運行事業者は関東鉄道グループと決まったわけではなく、これから決めるようです)。3年程度の増便期間中は平日は16便、休日は8便にもなります。狙いは通勤通学客。今走っている高速バスも朝晩の便は平均20人程度とよく乗っているのです(昼間の便は4~5人ぐらいしか乗っていません)。
茨城県としては両市の交流を増やし、観光や国際会議などでの需要を増やしたいとしていますが、このように試験的に増便等を行っても、乗客が少なくて結局廃止される例が多いのです。これまであまり利用されなかったところを増やすわけですから、狙い通りにうまくいくとは限りません。
なお、余談ですが、茨城県は水戸やつくばと茨城空港とを結ぶバスも増便します。インバウンド向けの利便性向上のためで、韓国便運航日には水戸方面に、台湾便運航日にはつくば方面に1往復増やします。
(参考:茨城新聞ホームページ https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15584493572537、毎日jp https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201905/CK2019051402000158.html)
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